4VOC 表示制度

VSボードのVOC放散に関する表示制度について

 建築基準法によるシックハウス対策規制以後、公共住宅などでは、ホルムアルデヒド以外のVOCについても引渡し前の室内濃度測定が要求されています。一方、測定結果の判断のよりどころとなる基準がない状態だったため、(一財)建材試験センターを事務局とした「建材からのVOC放散速度基準化研究会(委員長:村上周三慶應義塾大学教授【当時】)」において検討が行われ、平成20年4月に「建材からのVOC放散速度基準」が制定されました。

 この基準への対応として、(一社)日本建材・住宅設備産業協会を中心に建材関連団体が集まり「建材から放散するVOC自主表示に関する検討会」が開催され、検討の結果「建材からのVOC放散速度基準に関する表示制度運用に係わる基本的事項」が作成され、基準適合品には統一マ-クとして「4VOC基準適合(商標登録済)」と表示することになりました。(詳細は(一社)日本建材・住宅設備産業協会HPをご覧下さい)

 火山性ガラス質材料工業会では上記検討会の結果を受けて、VSボ-ドとその加工製品を対象としたVOCの放散に関する自主表示制度を開始しました。

VSボード製品からのVOC放散に関する表示制度概要

(1)対象VOCの種類トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレンの4種

(2)対象製品VSボ-ドおよびその加工品

(3)表示「4VOC基準適合」

表示制度のご利用を希望される方は、事務局へお問合せください。